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精神疾患と安心できるコミュニケーション支援 | 就労継続支援B型事業所ネクステージ

精神疾患を抱えている方にとって、社会とのつながりや日常生活の中でのコミュニケーションは、大きな壁となることがあります。ほんのひと言がうまく出てこなかったり、相手の表情をうまく読み取れなかったり、また、伝えたつもりの内容が相手に届かないことで、孤立や誤解を生んでしまうこともあります。
こうした課題を一人で抱え込むのはとてもつらく、結果的に人との関わりを避けるようになってしまいがちです。精神疾患とコミュニケーションの難しさは表面的には見えにくいものですが、本人にとっては生活の質や自己肯定感に大きく関わる非常に重要な問題です。
神奈川県相模原市にある就労継続支援B型事業所ネクステージでは、精神疾患のある方が、安心して自分らしく過ごしながらコミュニケーション能力を育むための支援を行っています。ここでは、就労を通じた回復支援だけでなく、人との関わりを再び楽しめるようになることを目指し、さまざまな取り組みを展開しています。
この記事では、「精神疾患」と「コミュニケーション」という視点から、就労継続支援B型事業所ネクステージの取り組みと、利用者にどのような変化が生まれているのかをご紹介します。
目次
精神疾患とコミュニケーションの壁

精神疾患と対人関係の難しさ
精神疾患の症状の中には、対人関係やコミュニケーションに関する困難さが含まれていることが多くあります。たとえば、うつ病では「話す気力が出ない」、統合失調症では「相手の言葉が現実感を伴わずに聞こえる」、社会不安障害では「人の視線が気になって話せない」など、精神疾患の種類によって現れる困難はさまざまです。
また、これらの症状は日によって波があるため、安定したコミュニケーションを保つことが難しく、周囲から誤解されることも少なくありません。結果として「付き合いづらい」「何を考えているかわからない」といった評価を受け、本人はますます対人関係に臆病になってしまうのです。
特に、職場や地域社会など、ある程度のコミュニケーションスキルが前提とされる場所では、その難しさがより顕著になります。たとえ能力や意欲があっても、「人と上手に関われない」という一点で、評価が下がってしまうことは少なくありません。
そこで重要なのが、段階的にコミュニケーションを回復できる“練習の場”です。就労継続支援B型事業所ネクステージでは、精神疾患のある方が無理なく対人スキルを磨けるよう、一人ひとりの特性に合わせた配慮ある支援を行っています。スタッフとの会話を通じて自己表現を学び、他の利用者との関わりから“伝えることの楽しさ”や“つながることの嬉しさ”を取り戻していくのです。
言葉よりも大切なこと
精神疾患を抱える方の中には、「話すこと」自体に強いプレッシャーを感じる方が多くいます。言葉が出ない、頭が真っ白になる、相手の反応が怖い……そうした経験の積み重ねが、会話そのものへの苦手意識を育ててしまいます。
しかし、コミュニケーションとは「言葉」だけではありません。表情、しぐさ、視線、うなずきなど、非言語の要素も立派なコミュニケーションです。就労継続支援B型事業所ネクステージでは、「話すことが苦手」な方にも、その人に合った形で人との関わりを持てるよう支援しています。
ときには無言のままでも、隣で作業することが“つながり”になる。そうした、精神疾患の特性に寄り添ったコミュニケーションの在り方がここにはあります。
誤解と孤立を生むきっかけ
精神疾患に対する社会的理解は進んできたとはいえ、「見えにくい障害」であるがゆえの誤解は依然として多く存在します。特に、相手の表情が読めなかったり、空気を読むのが難しかったりすることで、「冷たい人」「失礼な人」と誤解されてしまうこともあるのです。
このような誤解が続くと、本人はどんどん人間関係に対して臆病になり、結果として“誰とも関わらない”という選択肢を選んでしまうこともあります。孤立の背景には、こうした「小さなすれ違い」が積み重なっているのです。
だからこそ、安心して誤解されずにいられる環境=信頼できるコミュニティが必要です。ネクステージでは、精神疾患への理解があるスタッフと仲間たちが共に過ごすことで、誤解ではなく“理解”が育つ空間が生まれています。
コミュニケーション不安の連鎖
一度でも人との関わりで嫌な思いをすると、それが強烈な記憶として残り、「また同じことが起きるのでは」という不安を生むことがあります。精神疾患を抱える方は、この“対人恐怖の連鎖”に陥りやすく、少しずつ外出や通所を控えるようになってしまいます。
しかし、この不安を断ち切るには「成功体験」が必要です。少し話せた、自分の気持ちを伝えられた、相手が理解してくれた——こうした積み重ねが、「話すって悪くない」「人と関われるかもしれない」という前向きな気持ちを育ててくれます。
ネクステージでは、利用者が小さな安心を積み重ねられるようなコミュニケーション支援を丁寧に行い、精神疾患のある方の心をそっと後押ししています。
ネクステージが向き合う課題
就労継続支援B型事業所ネクステージが大切にしているのは、「就労支援=作業訓練」ではなく、“人と関わりながら、自分らしく過ごすこと”への支援です。とりわけ、精神疾患を持つ方のコミュニケーション支援に力を入れています。
例えば、毎朝のあいさつや短い会話のきっかけをつくるところから始め、利用者のペースに合わせて関わりのステップを設計していきます。調子が悪い日は無理に話さなくてもよいし、黙って作業をする時間も尊重します。「関わりたいときに関われる」自由さこそが、信頼関係の土台になるのです。
また、スタッフとの1対1の関わりや、グループでの軽い活動を通じて、「伝える練習」「聞く練習」ができるような仕掛けも用意しています。形式ばらない対話の中で、精神疾患のある方が安心して「自分」を表現できる環境が整えられています。
ネクステージは、神奈川県相模原市という地域に根ざしながら、精神疾患を抱える方が安心して人と関われるコミュニティづくりを続けています。これからも、誰もが孤立せずに生きられる社会の実現を目指し、対話の力・つながりの力を信じて支援を続けてまいります。
就労支援とコミュニケーションの関係

働く場で育まれる関係性
精神疾患を抱える方にとって、働くという行為そのものが社会との接点を取り戻す第一歩になります。収入の獲得だけでなく、「役割を持つこと」や「人と関わること」によって、自己肯定感の回復や生活リズムの安定が生まれます。
しかし、就労の現場では必ず人とのコミュニケーションが伴います。業務の指示を受け取る、仲間と声をかけ合う、困ったときに助けを求めるなど、日々の仕事の中で言葉や態度を通じた関わり合いが求められます。精神疾患の症状によっては、これらが大きなストレスになることもあります。
そのため、就労支援の現場では「コミュニケーションを支える環境づくり」が極めて重要です。神奈川県相模原市の就労継続支援B型事業所ネクステージでは、作業内容だけでなく、人との関係性をどう育てていくかを丁寧に設計しています。
具体的には、作業中の会話の仕方、報告の伝え方、相手の立場を考えるきっかけなど、日々のやり取りの中に“コミュニケーションの練習”が自然に含まれるよう設計されています。また、必要に応じて個別支援計画の中に「人と話す練習」「聞き取る訓練」などを盛り込み、一人ひとりの状態に応じた支援を行うのがネクステージの強みです。
「話すことが怖い」と感じていた方が、徐々に笑顔で「おはようございます」と挨拶できるようになる。この変化は、精神疾患の回復にとって非常に大きな意味を持ちます。そしてそれは、就労の現場という“リアルな社会”の中でしか生まれない価値でもあるのです。
精神疾患の特性に合わせた工夫
精神疾患には多様な症状や特性があり、万人に共通する支援方法は存在しません。
だからこそ、ネクステージでは“その人に合った関わり方”を探すことを最優先にしています。話しかけるタイミング、声のトーン、話す距離感など、ちょっとした配慮が安心感に直結します。
特に、コミュニケーションが苦手な方には「自分の意見を表現できた」体験を積み重ねることが大切です。ネクステージでは、無理なく関われるよう間接的なやり取り(メモやチェック表など)を導入しながら、少しずつ直接対話へのステップアップを支援しています。
小さな交流が自信を生む
「ありがとう」「助かりました」そんなたった一言のやり取りが、精神疾患を抱える方にとって大きな勇気になることがあります。ネクステージでは、こうした小さな交流を丁寧に拾い上げ、肯定し、支援に活かしていく文化があります。
作業後のちょっとした雑談や、スタッフとの穏やかなやり取りの中で、「話すことが怖くなくなった」と実感する利用者も多くいます。
このような経験の積み重ねが、「自分にもできるかもしれない」という希望へとつながり、次の挑戦への原動力となっていきます。
共感を生む「場」の力
人は、共感し合える場所にいることで安心し、自分を開いていくことができます。
ネクステージが提供しているのは、まさにそんな共感の“場”としてのコミュニティです。
精神疾患を抱えている方が、自分の状態や過去の経験を語っても否定されない、比べられない環境。同じような悩みを持つ仲間がいることで「自分だけじゃない」という気づきが得られることもあります。
共に作業をし、共に過ごす中で、“共感”という心の距離が縮まり、自然とコミュニケーションの機会が増えていきます。
ネクステージで得られる体験
就労継続支援B型事業所ネクステージでは、精神疾患のある方が、ただ「働く」だけでなく、人と関わることへの安心感と自信を回復できるような体験がたくさんあります。
たとえば、ある利用者は「最初はスタッフと目を合わせるのも怖かったけれど、今では自分から話しかけられるようになった」と話してくれました。別の利用者は、「ここで“ありがとう”と言われたとき、本当にうれしかった」と語っています。
これらの体験には共通して“信頼できるコミュニケーションの土壌”があります。スタッフは、利用者の気持ちを尊重し、言葉以外の表現にも目を向ける姿勢を大切にしています。言葉が出にくいときも、無理に話させることはありません。静かにそばにいてくれること自体が“関わり”として成立しているのです。
また、ネクステージでは日常的な支援の中で、少しずつ“社会との接点”を増やす工夫も行われています。地域イベントへの参加、簡単な挨拶の練習、感情のコントロール方法の共有など、精神疾患のある方が実生活で役立てられるスキルを日々の中で自然に身につけていけるのです。
こうした体験を積み重ねることで、「話すこと=怖い」から「話すこと=楽しい」に変わっていく瞬間が生まれます。
それこそが、就労支援を通じた本質的な“回復”なのです。
ネクステージの取り組みと雰囲気

具体的な活動内容と交流の場
就労継続支援B型事業所ネクステージでは、精神疾患を抱える方が日々安心して通所できるよう、多様な活動と“人とのつながり”を生む仕組みが整えられています。
ネクステージで行われている作業は、封入・軽作業・清掃・手芸・野菜の袋詰め・パソコン作業などさまざまです。これらはすべて、その人の得意や体調に合わせて無理なく選べるように設計されています。精神疾患の症状に応じて「今日は静かに一人で作業したい」「人と少し話したい」など、利用者の気持ちを最優先に日々の活動が進められています。
また、ネクステージでは「作業以外の時間」も大切にしています。休憩スペースでの会話、軽いレクリエーション、月ごとのミニイベントなど、自然とコミュニケーションが生まれる仕掛けを多く取り入れています。ここでは「話さなければならない」のではなく、「話してもいい」と感じられる空気があることが重要です。
精神疾患がある方にとって、気を遣いすぎることなく過ごせる場所は貴重です。ネクステージでは、スタッフが常にさりげなくサポートし、困ったときにはすぐ声をかけられる環境を整えており、“安心して関われる空間”=回復の土壌ができあがっています。
利用者の声が生み出す安心
ネクステージの雰囲気を一言で言えば、“静かであたたかい場所”です。実際に通っている利用者の声からも、そうした印象が伝わってきます。
「ここでは無理に話さなくてもよくて、でも話したいときには聞いてくれる人がいる」
「“話さなきゃ”というプレッシャーがないから、自然と話せるようになった」
といった声は、精神疾患とコミュニケーションの両面に悩んできた方にとって、非常に大きな意味を持ちます。
利用者の体験が新しい仲間の安心材料になる。この“安心の連鎖”こそが、ネクステージならではのコミュニティの強みです。
一人ひとりの声を聴く体制
精神疾患を抱える方が通所するにあたって、「ちゃんと話を聞いてもらえるか」という不安を持つことは自然です。ネクステージでは、スタッフと利用者の距離が近く、対話の時間を何より大切にしています。
毎日のちょっとした会話の積み重ねが、信頼関係を築きます。必要に応じて個別面談やヒアリングの場を設け、思っていること・感じていることを丁寧に言葉にしてもらう機会をつくっています。
一方的な支援ではなく、双方向のコミュニケーションがあるからこそ、支援が生きる。
ネクステージの支援は、まさにそうした信頼に支えられた関係の上に成り立っています。
継続支援が育む信頼関係
精神疾患は、回復にも時間がかかり、症状の波も大きいことが多いです。ネクステージでは、「今日できなくても、明日また来てくれればいい」というスタンスで、長期的な視点での支援を大切にしています。
こうした継続的な関わりがあるからこそ、少しずつコミュニケーションへの不安が和らぎ、関係性が育まれていきます。スタッフがいつも変わらずそばにいてくれる、その安心感が、精神疾患のある方の心の拠り所になっているのです。
回復に向けた“コミュニティ”の力
「ひとりじゃない」と感じられる場所。
それが、ネクステージが目指すコミュニティのかたちです。
精神疾患を抱えていると、社会の中で「迷惑をかけてしまうのでは」「自分は普通じゃないのでは」と感じ、人とのつながりを断ってしまいがちです。しかし、それは決して本人のせいではありません。周囲の無理解や過度な期待が、そうした孤立を生んでしまうのです。
だからこそネクステージでは、「あなたはそのままでいい」というメッセージを環境と関係性の両面から伝えることを大切にしています。精神疾患があっても、自分らしく過ごせる場所がある。仲間と笑い合える時間がある。それだけで、人は前を向く力を持てるのです。
スタッフと利用者、利用者同士の関わりが重なってできあがる“小さな社会”がここにはあります。
そこでは、誰かが困っていればそっと声をかける、作業が終われば「おつかれさま」と言い合う、そんな何気ないけれど大切なコミュニケーションが日々繰り返されています。
そしてこのコミュニティでの経験が、家庭や地域、次のステップとなる職場といった外の世界へとつながっていくのです。ネクステージは、そうした「人と人とのつながりの循環」が始まる原点であり続けたいと考えています。
地域における役割と連携

相模原市の地域福祉と共に
神奈川県相模原市は、障害福祉に力を入れている自治体の一つです。市内には複数の福祉事業所、相談支援事業所、医療機関が連携し合い、地域全体で精神疾患を抱える方を支える体制が整備されつつあります。
その中でも就労継続支援B型事業所ネクステージは、単に「就労の場」を提供するだけでなく、地域と精神疾患のある方をつなぐコミュニケーションのハブとしての機能を果たしています。
地域の福祉課や保健所、相談支援員と密に連携を取りながら、医療・生活・就労支援が一体となった包括的なサポートを展開。地域のネットワークの中でネクステージは“安心してつながれる場所”として機能し、精神疾患を抱える方が地域と関わる第一歩を支えています。
また、地域の方々と福祉施設との距離を縮めるために、ネクステージは地域イベントへの参加や交流の機会も積極的に企画。これにより、精神疾患への理解を広めるとともに、コミュニケーションの場を広げているのです。
医療・福祉・家族との連携
精神疾患のある方の支援には、医療・福祉・家族の三者が連携することが不可欠です。
ネクステージでは、通院先の医療機関や訪問看護、ケアマネージャー、家族とも積極的に情報共有を行い、一貫性のある支援体制を構築しています。
たとえば、医師からの診療情報に基づいて支援内容を調整したり、家族からの不安や希望を汲み取って支援に反映したりと、コミュニケーションを軸にした支援が展開されています。
このようにして、ネクステージは“情報と人をつなぐ調整役”としても地域で重要なポジションを担っています。
地域活動を通じた対話
ネクステージでは、精神疾患を持つ方と地域住民との自然な接点づくりを目指し、
地域清掃活動や施設外での販売会、福祉フェスティバルなどにも積極的に参加しています。
こうした活動は、利用者にとって地域の人と「ありがとう」「こんにちは」と声を交わせる貴重なコミュニケーションの場になります。
また、住民側にとっても、「精神疾患のある方=怖い・難しい」というイメージが変わるきっかけになります。
“見えない壁”をなくすための対話の場として、ネクステージは地域活動を非常に大切にしています。
誰一人取り残さない環境づくり
精神疾患のある方が地域で暮らしていくためには、「そこにいて当たり前」と思える環境づくりが必要です。
ネクステージは、神奈川県相模原市という地域の中で、「就労の場」だけでなく「居場所」としても機能しています。
誰もが通いやすく、誰もが発言できる空気、誰もが無理なく関われる仕組み。
それこそが、精神疾患のある方にとって“生きやすい社会”への第一歩です。
ネクステージが目指すのは、すべての人にとって心地よい地域共生社会の実現です。
ネクステージが描く未来
これからの社会に求められるのは、“理解”と“共感”を土台にした支援です。
精神疾患を抱えているかどうかに関係なく、すべての人が自分らしく関わり合える地域社会の実現が望まれています。
ネクステージは、今後も「就労継続支援B型事業所」という枠組みを超えて、地域のコミュニティ拠点としての役割を強化していきたいと考えています。
たとえば、地域住民との対話会の開催、福祉をテーマにした講演活動、子どもたちとの交流など、“福祉を地域に開く”取り組みを一層推進していく予定です。
また、他の福祉機関・医療機関・行政機関とのネットワークもより強化し、精神疾患のある方が安心して「地域で暮らし、働く」ことができる仕組みをさらに拡充していきます。
ネクステージが描く未来とは、「地域の中で人と人がつながり、誰もが孤立しない社会」そのものです。
これからも、精神疾患に悩む方とその家族、そして地域全体が“笑顔で関われる関係性”を大切に育んでいきます。
利用までの流れと安心サポート

お問い合わせから利用開始まで
精神疾患を抱えている方やそのご家族の多くが、「どこに相談すればいいのかわからない」「手続きが難しそう」という不安を持たれています。
就労継続支援B型事業所ネクステージでは、初めての方にも安心してご相談いただけるように、一つひとつ丁寧にステップを案内しています。
まずは、電話やメールでのお問い合わせからスタートします。内容はどんなに小さなことでも構いません。「話を聞いてみたい」「見学だけしたい」といった気軽な気持ちでも大丈夫です。
次に、見学と個別相談を行います。精神疾患がある方が安心して話せるように、プライバシーに配慮しつつ、対話しやすい環境を整えています。ここで、ご本人の状況や悩み、希望する通所スタイルなどをゆっくりとお伺いします。
相談の内容を踏まえ、必要であれば地域の相談支援事業所や福祉課との連携を図りながら、「サービス等利用計画」の作成を支援します。その後、市区町村で受給者証の申請・発行を経て、正式に契約・利用開始となります。
ネクステージでは、この一連の流れを全スタッフが連携してサポートします。書類の準備や役所への確認もお手伝いできますので、精神疾患を抱えている方でも負担なく利用開始できる仕組みが整っています。
利用前のよくある不安
利用を検討する際、精神疾患を抱える方が最も不安に感じるのは「人とうまく話せるか」ということです。「通所が続くか心配」「スタッフと相性が合わなかったらどうしよう」など、不安は尽きません。
ネクステージでは、利用者の緊張や不安を受け止め、無理に関わりを求めることはありません。「ただいるだけでもいい」環境を用意し、コミュニケーションが苦手でも安心して過ごせる空間を提供しています。
また、利用開始後も「試し通所」や「段階的な通所スタイル」を選ぶことができ、自分のペースで慣れていくことができます。その結果、精神疾患があっても「無理せずに通える」と感じられる方が多くいらっしゃいます。
はじめてのコミュニケーションも大丈夫
「人と関わることが怖い」「どう返せばいいかわからない」――精神疾患を抱えている方の多くが、コミュニケーションに対して不安や恐怖を感じています。
ネクステージでは、こうした不安を前提とした支援を行っています。無理に会話を強制するのではなく、“関わりたくなったときに関われる”環境が整えられています。最初は「うなずく」「目を合わせる」といった小さなサインでも十分です。
スタッフは利用者一人ひとりの変化に寄り添いながら、少しずつ安心して人と接する経験が積めるように支援していきます。言葉が出なくても、「あなたはここにいていい」と感じられる、そんな優しいコミュニケーションの場を大切にしています。
利用後の変化とステップアップ
ネクステージに通う中で、多くの利用者に共通するのが、「表情が明るくなる」「自分から声をかけられるようになる」などのコミュニケーションの変化です。
これは、日々の活動やスタッフとの関わりの中で、安心感を得た証拠でもあります。
精神疾患の症状が安定してきた段階で、「もっと活動の幅を広げたい」「A型や一般就労を目指したい」といったステップアップを希望する方には、個別の支援計画を通じて継続支援を行います。
また、通所を継続する中で生活リズムが整い、自宅での過ごし方や対人スキルも改善されていくケースが多く見られます。ネクステージは「次の一歩」を焦らせることなく、利用者自身が進みたいと感じたときに、寄り添いながら後押ししていきます。
一歩を踏み出す勇気を応援します
精神疾患を抱えていると、「また傷つくのではないか」「どうせうまくいかない」と自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
でも、そんな気持ちがあっても大丈夫です。大切なのは、少しだけ「変わりたい」と思ったその気持ちです。
ネクステージは、そうした気持ちを尊重し、無理のない一歩を応援する場所です。
「通えない日があってもいい」「今日は話せなくてもいい」——そんなふうに、精神疾患を抱える方の“今の状態”をそのまま受け止めてくれる環境があります。
実際に通っている方からは、
「何年も家にいたけど、ネクステージに来て初めて“また人と話せた”」
「ここでは失敗しても責められない。それがすごく安心です」
といった声が寄せられています。
このように、ネクステージは“生きる力を取り戻す場所”であり、“人と関わる力を育てる場所”でもあります。
精神疾患とともに歩む人生の中で、新しい自分を見つけるきっかけとなるかもしれません。
あなたの不安も緊張も、そのままで大丈夫です。ネクステージは、あなたがあなたらしくいられる場所でありたいと願っています。
その一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?
Q&A:よくあるご質問にお答えします

Q1. 精神疾患があるのですが、本当に通えるのでしょうか?
はい、もちろん通っていただけます。
就労継続支援B型事業所ネクステージでは、精神疾患を抱えている方の通所を想定した支援体制を整えており、うつ病・双極性障害・統合失調症・発達障害・不安障害など、多様な症状に対応可能です。一人ひとりの状態に合わせた支援計画を一緒に作成していきますので、ご安心ください。
Q2. 人と話すのがとても苦手なのですが、大丈夫ですか?
まったく問題ありません。
ネクステージでは、無理にコミュニケーションを求めることはなく、利用者のペースを何よりも大切にしています。最初は「うなずくだけ」「挨拶だけ」からスタートする方もたくさんいます。関わりたくなったときに関われる環境があるので、自然に慣れていけるでしょう。
Q3. 利用を始めるには何が必要ですか?
受給者証(障害福祉サービス受給者証)の取得が必要です。
ご相談いただければ、ネクステージのスタッフが手続きの流れや必要書類について丁寧にご案内・サポートいたします。精神疾患のある方やご家族が不安なく手続きを進められるよう、行政や相談支援専門員との連携もスムーズに行っています。
Q4. 通所頻度や時間は決まっていますか?
体調や希望に合わせて柔軟に対応できます。
ネクステージでは、精神疾患による体調の波を考慮し、週1回からの通所や短時間の利用も可能です。まずは「できる範囲」で始めて、少しずつ無理なくステップアップしていく形を推奨しています。
Q5. コミュニケーションに関する支援は具体的にありますか?
はい、たくさんあります。
作業中のちょっとした声かけ、グループでの軽い活動、個別の対話支援などを通じて、自然なコミュニケーションの機会を設けています。また、「人と話すのが不安」という方には、対人関係のストレスを軽減する方法や考え方のアドバイスも行っています。
Q6. 就職を目指しているわけではないのですが通えますか?
もちろん大丈夫です。
就労継続支援B型は、“無理に就職を目指す場”ではありません。
「生活リズムを整えたい」「安心できる居場所がほしい」「人と関わることに慣れたい」など、さまざまな目的でご利用いただけます。
精神疾患の状態に合わせて、長期的な視点でご利用いただけます。
Q7. 通っていることを近所の人に知られたくないのですが…
ご安心ください。プライバシーは厳重に管理されています。
ネクステージでは、利用者のプライバシーを何よりも大切にしており、情報が外部に漏れることはありません。
また、施設の外観や送迎の対応についても配慮しており、精神疾患への偏見や誤解を生まないような工夫がなされています。
まとめ

精神疾患を抱えていると、人とのコミュニケーションや社会との接点に大きな不安や抵抗を感じることがあります。
その気持ちは、決してあなただけのものではありません。そして、それは決して「弱さ」ではなく、あなたがこれまで頑張ってきた証なのです。
神奈川県相模原市にある就労継続支援B型事業所ネクステージは、
そうした不安や悩みを抱えるすべての方にとって、「ありのままの自分でいられる場所」を目指しています。
ここでは、話さなくてもいい、頑張りすぎなくてもいい。
あなたのペースで、少しずつ人との関係を取り戻していくことができます。
「また話したいな」「ここに来てよかったな」——そんなふうに思える日が、きっと訪れます。
精神疾患があっても、あなたの居場所はここにあります。
無理なく、ゆっくりと、あなたらしい人生を歩む第一歩を、
私たちネクステージと一緒に踏み出してみませんか?
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よくあるご質問
FAQ
参加日はスタッフと話し合って決めましょう。
基本的に0円の方が多いのですが、世帯収入的に余裕のある世帯は9300円の自己負担額が発生する場合がありますが、その他特に毎月費用がかかったりすることはありません。
店舗情報
INFORMATION
- 店舗名
- 就労継続支援B型事業所ネクステージ
- 住所
-
〒252-0313
神奈川県相模原市南区松が枝町19-8めろんはいむ3階
- tel
- 042-711-6260
- アクセス
- アクセスJR・小田急線【小田急相模原駅】より徒歩3分